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中尾彬

■中尾彬(なかお あきら)

□肩書き
 俳優

□本名
 中尾彬

□生年
 1942(昭和17)08.11(獅子座/O型)

□没年
 2024(令和06)05.16(享年81)心不全

□出身地
 千葉県木更津市

□出身校
 木更津市立木更津第二小学校
 木更津市立木更津第二中学校 
 千葉県立木更津第一高校
 武蔵野美術大学中退

□略歴
 64年(22歳)映画「月曜日のユカ」出演。
 75年(33歳)映画「本陣殺人事件」主演。
92年(50歳)映画「ミンボーの女」出演。
 ※他の主な出演:
  映画 「ミンボーの女」「梟の城」「アウトレイジ ビヨンド」
  ドラマ「龍馬がいく」「GTO」「どんど晴れ」
  テレビ「愛する二人別れる二人」「芸能人格付けチェック」「ダウンタウンDX」
  CM 「黄桜 辛口一献」「ヤマサ醤油 昆布つゆ」「大塚食品 MATCH」

□趣味
 料理 読書 食べ歩き 相撲観戦 沖縄三味線

□特技
 書 絵画(油絵、日本画) 陶芸 写真 落款製作 漆塗り

□サイズ
 175㎝

□特記事項
 妻は池波志乃

■中尾彬

□幼少時代〜
・実家は酒屋。
・母親は教師。
・5人きょうだいの長男。弟がいる。
・戦時中にサイレンが鳴って防空壕に入ったのをかすかに覚えている。
・近所でみかん泥棒をするやんちゃなガキ大将だった。
・切手を集めていた。
・小学校時代、国語の作文に「将来役者になる」と書いた。
・小学校時代、たくさん映画を観た。
・小学校時代、木を削った自作の筆で描いた絵で絵画コンクールの文部大臣賞を2年連続受賞。
・小2の時、父親に「役者になります」と宣言した。
・中学時代、勉強はしなかったが成績は良かった。
・中学時代、スポーツが得意だった。
・中1の時、友人の妹の寝込みを襲ってキスをした。
・中学〜高校時代、徒党を組むのが嫌いだったのであえて演劇部には入らなかった。
・高校時代、美術部、バレーボール部、陸上部。
 好きな女の子目当てにバレーボール部から陸上部に転部した。
 陸上部部員として走り幅跳びで千葉県大会4位、国体に出場。ハードな練習で血尿が出た。
・高1から4年間、陸上部の1学年先輩と初交際。
 生物教室でキスした時に歯と歯が当たって出血した。
 足を怪我した彼女が毎日背負って病院に連れて行った。
・高校時代、オキシドールで髪の毛を脱色した。
・高校時代、女性によくモテた。
 当時から芸者遊びをしていた。芸者から逆ナンされた事があった。
・高校時代、雑誌「テアトロ」「シナリオ」を読んで役者の基本を自分で勉強した。
・高3の時、神社で6人を相手にケンカ。
 ナイフで背中を刺されたが下駄を両手に持って撃退した。
・18歳で芸者遊びを覚えた。

■中尾彬

□私生活
・好物…江戸前寿司(毎週土曜日に食べる)。
 そば(全国各地のそばに詳しい、特に天ぷらそばが好き)。
ピザ。鍋。あさりの味噌汁。シャリアピンステーキ。豚の耳の中華煮込み。
 ギンポの天ぷら。新ジャガときぬさやの煮物。
 生牡蠣(レモンとブラックペッパーで食べるのが一番好き)。ゆず。ガリガリ君。
沖縄料理。
・嫌いな食べ物…味付け海苔。甘いもの。
・得意料理…オイルサーディン丼。中尾鍋。
・自分専用の箸を漆塗りで自作した。
・食べ歩きが大好き。若い頃はギャラの殆どを食べる事に使った。
 55歳から食日記をつけている(食べたモノを全て手書きでノートに書く)。
 おいしそうな店は入る前に店構えで判る。
・台所用品は全てプロ仕様。海外で土産に鍋か調味料を買う。
・1本の包丁を長年愛用。他人の包丁はうまく使えない。
・07年に急性肺炎で入院したのをきっかけに酒、タバコを受け付けない体質になった。
・若い頃は妻と一緒に毎晩一升飲んだ。酔うと相撲甚句を歌っていた。
・葉巻が好きだった。
・健康法…ゲルマニウム温浴(週1回)。腹筋(1日最低30回=12.07現在)。
 毎朝5:30に起きて妻と一緒に散歩(不忍池を5周)してラジオ体操をする(=12.07現在)。
・急性肺炎で緊急入院(=07年)。
 ホテルの部屋で電話をかけようと受話器を持ったままで倒れた所をホテルの人に発見された
 (もしきちんと受話器を戻していたら発見が遅れて死んでいたかもしれなかった)。
 肺炎による毒素が腎臓、肝臓、筋肉などにまわって1週間以上ICUに入っていた。
 治った後で医師に「生存率は20%だった」と言われた。
 64歳にして生まれて初めての入院だった。
・涙もろい。高校野球を見ると泣いてしまう。
・耳を触られたり、耳に息をふきかけられるのに弱い。
・顎をさする癖がある。
・注射が大嫌い。 注射が下手な看護師に説教して泣かせた事がある。
 細くて尖ったモノ全般が嫌い。
・蛍光灯の光りが嫌い。自宅に蛍光灯は1本もない。
・読書が大好き。40歳の時から1日1冊ペースで読破。1冊を2〜3時間で読む速読。
 毎日本屋に行く。本を捨てられない。
 蔵書は数千冊(本の重みで家が揺れた事がある)。
 新幹線の中で読書をするのが好き。常に4冊本を持ち歩く。
・司法書士に依頼して遺言書を作成。
・自分が知らない事があるとすぐに辞書や辞典をひいて調べる。
・こけしが好き。国宝級から自分で作ったものまで約50本所有。
・収集…豆本。
・猫が嫌い。
・ネズミが大嫌い。絵や写真も見たくない。ミッキーマウスも嫌い。
 子供の時にネズミが子供を産んでいるをの見たのがきっかけで嫌いになった。
・ペット…ロボット犬アイボ(名前はロッキー=01.05現在)。
・好きなブランド…アルマーニ。
・ねじって使用するスカーフがトレードマーク。
 約200本所有。季節やTPOで使い分ける。
 飛行機が遅れてイライラして無意識にねじったのを神田正輝にホメられたのがきっかけ。
 ※「中尾巻き」「ネジネジ」と呼ばれている
・ネクタイが嫌い。1本も持っていない。
・自分でデザインした指輪を愛用。
・住んでいる所…
 東京都台東区池之端(3LDK、27階、ベランダから上野動物園が見える=18.03現在)。
・住んでいた所…東京都台東区谷中(自分で設計した一軒家、〜05年)。
・千葉県木更津市、沖縄県那覇市に別荘があった。
・終活で2軒の別荘を売却して自宅を一軒家からマンションに変更、
 洋服・写真などを大量に断捨離。
 自身の作品を含む美術品38点を故郷・千葉県木更津市に寄贈。
・建築中のスカイツリーを自宅のベランダから連日デジカメで撮影。
・いきつけ…
 「美家古寿司」(浅草、独身時代から通っている=17.07現在)。
中華「揚子江菜館」(神保町、40年通っている=17.07現在)。
 日本料理「いづ政」(湯島=13.12現在)。
天ぷら「天久テラス」(沖縄、会員制=12.12現在)。
 とんかつ「蓬莱屋」(上野、ヒレカツ定食がおいしい)
串焼き「竹茂」(京都・祇園、店主と家族ぐるみのつきあい、
 店内に中尾の作品が多数飾られている、台所に入って賄いを作る事もある)。
 ちゃんこ鍋「神幸」(駒込、元力士が経営、店の中に土俵がある)。
 鰻割烹「伊豆栄」(上野、店内に中尾が贈った文楽の絵がある)。
 そば屋「明月庵ぎんざ田中屋」(40年通っている)。
 おでん「多古久」(上野、約40年通っている=15.02現在)。
 鰻蒲焼「前川」。
 「吉野鮨本店」(日本橋)。
・デパ地下が好き。
・相撲観戦が大好き。よく国技館で相撲を観る。
 午前中の前相撲から見る。
 前相撲の段階で強くなる力士が判る。
・食べ物がおいしいので博多が好き。食事の為だけに行く事もある。
・皮のバッグが大好き。100個以上所有。
・おつりを貰わなくてすむように財布の中には全ての種類の札・硬貨を常に用意。
・沖縄三味線を習った事がある。
・買物は現金主義。
 おつりが出ないように全種類の紙幣・硬貨をたくさん持ち歩く。
・パスモを愛用。
・人生の終活をやり終えた。千葉県木更津市と沖縄の別荘を処分。
 自分でデザインした墓を用意。遺言を執筆。不要な写真を焼却。
・ひとり旅が好き。
・地方のホテルで黒焦げの死体の幽霊を見た事がある。
 自分だけでなく上下階の同じ部屋番号(ex.102、202、302…)にいた人が全員見た。
・グアムのホテルで床を匍匐全身する数人の日本兵の幽霊を見た事がある。
・ラスベガスのカジノのスロットマシーンで5ドルの元手で120万円稼いだ事がある。
・アメリカで約70万円のビートルズの偽物のサイン入りポートレートを購入。
・ポルトガルが好き。老後はポルトガルに住むつもりだった。
・60歳で携帯電話を持ち始めた。還暦記念に赤い携帯電話を作った。
 携帯は自分がかけたい時だけ使う(普段は電源OFF=23.06現在)。
 妻の携帯に電話して3コール以内に出ないととても怒る。
・68歳でメールをはじめた。
・新宿で強盗殺人事件の犯人と間違えられてパトカーで警察署に連行された事がある。
・ヤクザ3人を相手にケンカをした事がある。
・いらないモノはどんどん人にあげる。
・「中野屋」(東京・荒川)のうなぎの佃煮を御歳暮に贈る。
・近所の人が野菜などを持ってきてくれる(木更津)。
・広島在住のファンが毎年米を送ってくれる。
・妻の母親と同居していた。
・20歳の頃、逆ナンされて年上の芸者と交際、おひねりをおこづかいとして貰っていた。
・ケンカして全裸で外に駆け出した彼女(女優)を追いかけて踏切りの前で羽交い締めにした。
 そのシーンをその時通過した電車に乗っていた別の女優に目撃された。
・深夜にトラックをヒッチハイクして名古屋まで彼女に会いに行った事がある。
・数人の大女優との交際を噂された。
・スケベでない男は女の色っぽさも判らないと思っている。
・銀座や祇園で遊ぶのは役者の仕事の一部だと思っている。
・妻との最初のデートで妻の誘いでお座敷で芸者を揚げて飲んだ。 
 妻は友人の芸者に中尾の品定めをして貰っていた、
・妻の大きなバストを気にいって2回目のデートで「一緒になるかい?」とプロポーズした。
 プロポーズした時はまだ前妻との離婚が成立していなかった。
・交際当初は妻の年齢を30手前くらいだと思っていた(実際は22歳)。
・結婚した時に遊びで作った数千万円の借金があったので妻に働いて
・結婚後も本気で人を好きになった事がある。
・セックスの後の余韻を楽しみながらイチャイチャするのが好き。
・家でゴロゴロしてると妻に「着替えて銀座で遊んで来なさい」と言われる。
・毎年妻の誕生日に旅行に行く。
・結婚10周年記念に世界一周旅行、コンコルドやオリエント急行に乗った。
 かかった費用は約1500万円。
・「芸能界を代表するおしどり夫婦」と呼ばれる。
・家事は全て妻まかせ。何がどこにあるか全く知らない(=12.11現在)。
・妻は料理が得意。
・妻が夕食を作ってくれる時にお品書きを巻紙に書いて貰っていた。
 結婚後16年間続いた。そのお品書きを見て酒を選んだ。
・妻が家にいる時は家事は一切しない。
・テレビのチャンネルは妻が変える。
・妻が沖縄でバンドをプロデュースをしている。
・ドラマ「半七捕物帳」で夫婦共演(=79年)。
・妻とのデュエット曲「恋慕宵情」をリリース(=87年)。
 全然売れずどこのレコード屋にもなかったがなぜかインドネシアのレコード屋にあった。
・65歳の時に人生初の合コンに参加した。
・お金の管理は結婚当初から全て妻が担当。
 財布を置いておくと妻が適当に補充しておいてくれる。
・妻は「でも」「だって」「せっかく」を絶対に言わない。
・妻は柔道をやっていたので押さえ込まれると動けない。
・月1ペースで夫婦で日本各地に3〜4泊の旅行に行く。
 飛行機、電車、宿などを自分たちで手配する。
 
■中尾彬

□人間関係
・林家木久扇…友人。飲み友達。日暮里でよく飲む。
・三遊亭円楽…友人。若い頃からの仲。
・加賀まりこ…友人。映画「月曜日のユカ」で共演。
・立川談志、毒蝮三太夫、ミッキー・カーチス、山城新伍
 …友人。飲み友達。いきつけは銀座のバー。
・江守徹、小野武彦、桂ざこば、前田吟、村井国夫…飲み友達。
・和田正人…友人。合コン仲間。
・高橋英樹、松原智恵子、松尾嘉代…日活第5期ニューフェースの同期生。
・峰岸徹…若い頃の遊び仲間。若い頃に峰岸の実家に下宿していた。
・内田裕也…若い頃の遊び仲間。
・津川雅彦…30代の頃に「40歳まで持てば一生いける」とアドバイスしてくれた。
・大乃国…友人。
 自らデザインして化粧まわしを贈った(そのまわし使った場所で全勝優勝)。
・桑田佳祐…桑田のプロモーションビデオに出演(=02年)。
・加賀まりこ…映画「月曜日のユカ」恋人役で共演。
・高橋英樹、和田浩治、浜田光夫、中尾彬、渡哲也、藤竜也、津川雅彦、
 赤木圭一郎、小林旭、川地民夫、岡田真澄、石原裕次郎、長門裕之、
 宍戸錠、野呂圭介、名和宏、二谷英明、
 和泉雅子、梶芽衣子、吉永小百合、松原智恵子、松尾嘉代、山本陽子、
 笹森礼子、浅丘ルリ子、白木万理、芦川いづみ、北原三枝、南田洋子
 …日活出身(年齢順)。
・天野ひろゆき、春日俊彰、小堺一機、ホリ、松村邦洋、山口智充、
 山本高広、瀬戸カトリーヌ…中尾のモノマネをする。
・家田荘子、小倉優子…中尾のファン。
・伊東美咲、西田ひかる…憧れている芸能人。
・中尾明慶…「中尾彬の甥だ」というウソをついた事が何度もある。
・榎本加奈子…榎本の父親が若い頃に中尾の弟とよくケンカをした。
・北川文秀…友人。高校の同級生。
 ※「ウチくる!?」に出演(=13年12月22日放送分)
・小杉昌興…唐津焼呑楽窯窯元。陶芸の師匠。20代の頃からの友人。
 唐津市の小杉のアトリエに年に数十回行く。
・土肥一夫…鰻割烹「伊豆栄」(上野)の社長。昔からの友人。
 ※「情報ツウ」にVTR出演(=03年)
・10代目金原亭馬生…義父(池波志乃の父)。落語家。
・茅島成美…70年結婚、75年離婚。
・池波志乃…78.03.14谷中・諏訪神社で挙式。12歳年下。

■中尾彬

□エピソードなど
・日活第5期ニューフェース(大学を中退して日活と契約)。
・日活の新人時代、毎日通行人役で月給は7000円程度。
・画家を目指してシベリア鉄道を使って2週間かけてパリに留学。
 世界各国から集まってくる天才を目の当たりにして途中で挫折。
 1年間の予定だったが9ヵ月でやめてイタリア・ヴェネツィアで3ヵ月遊んで帰国した。
・劇団民芸に所属。
・劇団で通る声の発声練習をするうちに低い声になった。
・民芸時代、芝居よりイデオロギーを優先する演劇論に閉口。
・役者としてなんとか通用する自信が出来たのは25〜26歳の頃。
・映画「本陣殺人事件」のジーパン姿の金田一耕助役が話題になった。
・色紙に「遊びせんと生まれけり 戯れせんと生まれけり」と書く。
・口に拳銃を入れられて撃たれるシーンの撮影で火薬が入って目を負傷して手術を受けた。
・レギュラー出演していた「愛する二人別れる二人」がヤラセ問題で放送打ち切り(=99年)。
・「蜷川マクベス」のイギリス公演のカーテンコールで観客の拍手に感動して涙が流れた。
・ベッドシーンのうまさに定評がある。
 相手役が緊張していい表情を作れない時はこっそり女優の体をつねった
 (痛がっている表情が悶えているように見える)。
・全国SM大会の審査員を務めた事がある。
・絵画、書、陶芸、写真、漆塗りのデザインはいずれもプロ級。
・結婚をきっかけに絵を再び描き出した。
 フランスの展覧会「ル・サロン展」でグランプリを受賞(=81年)。
 妻も中尾の影響で絵を描き始めた。中尾と一緒に二人展を開催。
・わりばしを削ったものを筆として使って絵を描く。
・沖縄で絵を描く時は勢いで感覚的な抽象画を描く。
・絵画は個展をやると全て売れてしまうので手元には1枚も残っていない。
・毎年ゴッホの墓参りに行く。
・自分で作った料理を盛る器を作る為に陶芸を始めた。
・いったん陶芸をやりはじめると寝食を忘れて数日間没頭する。
・絵と書と器の個展を開催(=97年)。
・筆を多数所有。オーダーメイドの筆を所有。
・カラオケビデオ(フランク永井「おまえに」)で夫婦共演。
・木更津の別荘を「情報ツウ」で公開(=03年)。
・映画「ゴジラシリーズ」に司令官役、総理大臣役、艦長役で出演。
・中尾彬wihtまりあでシングル「ニーブイカーブイ」をリリース(=08年)。
・美ら島沖縄大使を務めた(=08年〜)。
・2時間ドラマに多数出演。
・他界する10日前頃まで普通に元気に仕事をしていた。
・主な著書…
 「一筆啓上旅の空」
 「カミさんの食卓」
 「食魔夫婦」
 「終活夫婦」(池波志乃との共著)


主要参考媒体
テレビタレント人名事典(日外アソシエーツ、第5版)
週刊朝日 97年5月2日号,99年1月15日号

中尾彬 1942.08.11 - 2024.05.16(享年81)俳優
中尾彬 1942.08.11 - 2024.05.16(享年81)千葉県木更津市出身
中尾彬 1942.08.11 本陣殺人事件



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