■里見浩太朗（さとみ こうたろう）
□肩書き
歌手 俳優
□所属
東映（56年〜69年）
□本名
佐野邦俊
□旧芸名
里見浩太郎
□生年
1936（昭和11）11.28（射手座/A型）
□出身地
静岡県富士宮市
□出身校
富士宮高校
□略歴
58年（22歳）映画「金獅子紋ゆくところ 黄金蜘蛛」主演。
74年（38歳）ドラマ「大江戸捜査網」主演。
02年（66歳）ドラマ「水戸黄門」主演。
※他の主な出演：
舞台 「花の生涯」「長七郎天下御免」「大石内蔵助」
映画 「天狗街道」「花笠道中」「兄弟仁義」
ドラマ「長七郎江戸日記」「江戸を斬る」「あぐり」
□趣味
将棋 絵画（水墨画、水彩画） ピアノ 麻雀
野球 テニス ゴルフ
■里見浩太朗
□幼少時代〜
・5歳年上の兄がいる。
・1歳の時、憲兵だった父親が中国で戦死、
母親の親類を頼って東京から静岡県富士宮市に転居。
・小学校低学年の頃、担任の先生に初恋。
夏休みに先生の家に押し掛けて1ヵ月一緒に住んだ。
・小3〜小4の時、祖母のいた庵原郡松野村（当時）に縁故疎開。
神社の境内で旅まわりの芝居「森の石松」を見て役者に憧れた。
・中学時代、タバコを吸っているのがバレて、家出をした。
・中学〜高校時代、音楽部とテニス部。
音楽部のブラスバンドで金管楽器を担当。
・中学〜高校時代、映画館に通っていろいろな映画を観た。
富士宮市内にあった4〜5軒の映画館と顔馴染みだった。
※当時は市川右太衛門、片岡千恵蔵、月形龍之介などの大スターがいる映画の全盛時代
・高校時代、NHK「ラジオ歌謡」の新曲の楽譜を買い、独学でギターをマスター。
・学生時代、製紙会社でアルバイト。
■里見浩太朗
□私生活
・好物…うな丼。親子丼。うどんすき。渡りガニのパスタ。
すき焼き。亀岡牛のステーキ。タン塩。キムチ。
塩らっきょう（妻の手作り）。サラダ（妻の徳井料理）。
中華料理。甘いもの。
・魚河岸でアルバイトしていたので魚をさばくのが得意。
魚の鮮度の目利きができる。
・酒は全く飲まない。
・健康法…
特製野菜ジュース（にんじん・リンゴ・生姜・シークヮーサー、
毎朝自分で作って入浴中に飲む、30年続けている）。
ガスパチョ。柔軟体操（起床後にベッドで行う）。
筋トレ（ダンベルを使う）。
常に背筋を伸ばして歩く事を意識している。
・耳の鼓膜が破れて手術を受けた（＝07年）。
ゴルフのラウンド中に左耳に入った虫を放置した事が原因。
・13年に糖尿病と診断されて薬を服用（＝17.10現在）。
・花の絵をよく描く。
毎年年賀状の干支の動物を描く。
・50代でピアノ、80代で水彩画を始めた。
・宝物…古九谷焼きの壷。
電通でんかっぷの優勝トロフィー（オイルショックで中止、最後の大会で優勝）。
・別荘がある所…アメリカ・サンディエゴ（＝05.01現在）。
・いきつけ…
創作和食「NOBU TOKYO」（虎ノ門＝13.08現在）。
イタリアン「ピッコロボスコ」（目黒区駒沢、夫婦でよく行く＝13.08現在）。
「日本料理もちづき」（神奈川戸塚カントリー倶楽部）。
「権太呂 金閣寺店」（京都）。
食事処「いのうえ」（京都市左京区）。
・水墨画を1年間習った。
・よくコンビニに行く。
・高級スポーツクラブ「東京キャピタルクラブ」の会員だった。
・雷が好き。
・ゴルフが大好き。
ハンディ6（＝04年現在）。ベストスコア71。
多い時は週3回ラウンド（＝22年現在）。
45日間で47ラウンドした事がある。
60歳を過ぎてからシングルになった。
75歳を過ぎて飛距離が極端に落ちた。
ゴルフに行く時は自分で運転する。
・物事を深く考え過ぎず、嫌な事は全て忘れる事をこころがけている。
・座右の銘…ゆっくりと一歩。
・スマホの裏側に「水戸黄門」の印籠を貼り付けている。
・カラオケが好き。
・90歳の母親が舞台を観に来てくれる（＝01.11現在）。
・旅行の時の荷物のパッキングは全て妻まかせ。
・一緒にゴルフをする人を妻がセッティングしてくれる。
・妻は芝居、歌、踊りに関して非常にシビア（ホメてくれない）。
・舞台出演時に妻が楽屋で炊き出しをしてくれる。
■里見浩太朗
□人間関係
・北島三郎…親友。「サブちゃん」「コウちゃん」と呼び合う。
・西岡徳馬…友人。ゴルフ友達。年間30回一緒にゴルフをする。
・山城新伍…友人。東映ニューフェースの1期後輩。
・高倉健…友人。東映ニューフェースの1期先輩。
・美空ひばり…友人。「姉上」「浩べえ」と呼びあった。
映画で多数共演。京都の比叡山にドライブデートをした。
・赤木春恵…東映の先輩。母親のように慕っていた。
赤木の自宅によく遊びに行った。赤木を「お母さん」と呼んだ。
赤木の夫は芸名「里見」の名付け親。
・佐野浅夫…はとこ（祖母同士が姉妹）。
・原田龍二、合田雅吏、由美かおる…ドラマ「水戸黄門」で共演。
・塩田悦子…仲人。精神的・経済的に助けて貰った。
・三界実…歌の師匠。約1年間レッスンを受けた。
・田中應吉…絵の師匠。
・かたせ梨乃…交際を噂された。
・美空ひばり…映画「花笠道中」で共演。交際を噂された。
・元妻…?年結婚、?年離婚。
・信子…元客室乗務員。76年結婚。13歳年下。
・子供：
長男…佐野圭亮。67年誕生。俳優。
■里見浩太朗
□エピソードなど
・高3の時、NHKのど自慢の静岡県東部地区予選に合格。
・地元の銀行の就職内定を蹴って歌手を目指して上京。
・上京後、叔父の家に居候して4:00起床で叔父の会社で1年半アルバイト。
築地・魚河岸の乾物屋「大貫」で商材の運搬、伝票整理、など。
・第3期ニューフェイスとして東映に入社（＝56年）。
世話になっていた知人の娘が里見に内緒で勝手に応募、試しに受けたら合格した。
・東映の新人時代、最初の数本は通行人役だった。
・京都の撮影所に寮があったので時代劇を選んだ。
・デビュー当時、自分で考案した「鏡小五郎」「富士川一夫」などの芸名を使っていた。
・先輩が旅先で盲腸で倒れて代役として主演したのがきっかけで主演級になった。
・東映時代、時代劇のスターとして活躍。
・1年間で約30本の映画に出演した22歳の頃、
忙しすぎて胃が食べ物を受け付けなくて体重が50㎏まで落ちた。
栄養を摂る為にブドウ糖やビタミンの注射を打っていた。
・23歳の時、京都市右京区に約40坪の家を購入して母親を呼び寄せた。
・25歳の頃、静岡県の禅寺に1ヵ月泊まって修業した。
・東映歌舞伎8月公演で初舞台（＝62年）。
・拳銃不法所持と関税法違反の疑いで警察の取調べを受けて書類送検（＝64年）。
・角刈りが似合わなかったので任侠映画出演は殆ど断った。
・相手役の竹光の刀が口の中に入って頬を貫く大怪我を負った事がある。
・主演ドラマ「忠臣蔵」が紅白歌合戦の裏で視聴率15.3％（＝85年）。
・シングル「花冷え」がヒット（＝95年）。
・映画・ドラマをあわせて200本以上の時代劇に出演。
・役者の仕事が大好き。
仕事場に行くのが嫌だった事は一度もない。
・顔にあまり汗をかかない。
・太秦の東映京都撮影所に専用の楽屋がある。
・太秦撮影所内の移動に小さな電動自転車を愛用。
・史上初めて格さん・助さん・黄門をひとりで制覇。
月形龍之助が水戸黄門を演じた映画に格さん役で出演（22歳の頃）。
ドラマ「水戸黄門」2代目助さん（＝71年〜87年）。
・ドラマ「夜盗」で芸能生活初のベッドシーンを演じた（相手役は高島礼子＝05年）。
・副業…中華料理店「吉華」（高円寺、坦々麺が自慢のメニュー）。
・銀座で水彩画の個展を開催（＝22年）。
主要参考媒体
テレビタレント人名事典（日外アソシエーツ、第5版）
週刊文春 01年5月10日号
里見浩太朗 1936.11.28 俳優
里見浩太朗 1936.11.28 静岡県富士宮市出身
里見浩太朗 1936.11.28 水戸黄門（TV）
里見浩太朗 1936.11.28 第3期東映ニューフェース
里見浩太朗 1936.11.28 男性芸能人（2000年代）水戸黄門