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芦屋小雁

■芦屋小雁(あしや こがん)

□肩書き
 俳優

□本名
 西部秀郎(にしべ ひでお)

□生年
 1933(昭和08)12.04(射手座/A型)

□没年
 2025(令和07)03.28(享年91)

□出身地
 京都府京都市中京区

□出身校
 朱雀中学校

□略歴(満年齢)
 59年(26歳)テレビ「番頭はんと丁稚どん」出演。
 62年(29歳)映画「雁ちゃんの警察日記」出演。
 89年(56歳)映画「どついたるねん」出演。
 ※他の主な出演:
  舞台 「月食」「桜日記」
  映画 「悪名市場」「てんやわんや次郎長道中」「父」
  ドラマ「裸の大将」「社長になった若大将」「ウェルかめ」
 
□趣味
映画観賞 スポーツ観戦 絵を描くこと 写真

□特技
 居合道3段 杖道4段

□サイズ
 154㎝ 靴のサイズ24.5㎝

■芦屋小雁

□幼少時代〜
・実家は1階は駄菓子屋、2階は型友禅染の町工場。
・男6人兄弟の5番目。次男と三男は早くに他界。
・祖母、父親は芸能好きだった。
 自宅によく旅芸人が泊まりに来た。
 父親は戦時中に漫才師として各地に慰問に行った。
 祖母と一緒に週に1回は近所の芝居小屋に通った。
・5歳の頃から映画館に通った。
・8歳頃まで母親のおっぱいを吸っていた。
・8歳頃までおねしょをしていた。
 お仕置きでおねしょで汚した布団をかついで近所を走らされた。
・小学校時代、映画代を稼ぐ為に街角で夕刊を売った。
・小学校時代、兄と一緒にチャンバラ芝居を自宅で上演、
 近所の子供に切符を配って見せていた。
・子供の頃から絵が好きだった。
・戦後のゴタゴタで小学校を5年の途中でやめて、
 新制中学校に行かなかった。
・戦後の食糧難の時期の主食は米ヌカや豆カス、
 歩き回ってイナゴを捕まえて佃煮にした。

■芦屋小雁

□私生活①
・好物…白米(若い頃は1日3合以上食べていた)。
 味噌汁。焼肉(大好物)。漬物。
・得意料理…ユッケ丼。
・自分で食事を作る。
・1日5食。毎食白米を食べる。
・早食いの大食い。
 以前はどんぶり茶碗で毎食白米を2合近く食べていた。
 70歳を過ぎてからどんぶり茶碗を普通の茶碗にして量を減らした。
・よく食べこぼしをする。
・酒は殆ど飲めないが飲み屋で遊ぶのは大好き。
 京都・祇園でよく遊んだ。
・健康法…散歩(妻と一緒に歩く、繁華街を歩くのが好き、
 休憩しながら半日歩く事がある)。
・舞台から転落して右足のかかとを複雑骨折(=81年)。
・初期の胃がんと大腸がんを内視鏡手術で切除(=05年頃)。
・認知症を患っている(=18.06現在)。
・コレステロールが高い。
 妻にあっさり系の和食を作ってもらう(京野菜の煮物など)。
・平均睡眠時間は3〜4時間。
・寒さに強い。
・病院が嫌い。
・オーディオマニア。
 映画音楽のレコードを多数所有。
・「ER」「24」などテンポが速い海外ドラマが好き。
・自分の出演作品はほとんど見ない。
・住んでいる所…京都府京都市上京区(=25.03現在)。
・大阪、神戸に住んでいた。

■芦屋小雁

□私生活②
・いきつけ…和食「里空木」(京都、友人の店=11.05現在)。
・お金はあればあるだけ使ってしまうが、なければないなりの生活をする。
 あちこち散歩して200円のコーヒーを飲んで、
 ワゴン売りの300円のDVDを見る1日でも全然平気。
・父親の教えでギャンブルとクスリはやらなかった。
・外車が好き。
 アメリカ車、イタリア製のオープンカーに乗っていた。
 運転免許を持っていないので運転手を雇っていた。
・子供の頃からカメラが好き。多い時は15台以上所有。
・忘れ物が多い。
・好奇心旺盛。
 新しい電化製品を研究するのが好き。
・スマホを使っている(=11.05現在)。
・人見知り。
・好きなタイプ…強い女性。
・金沢の郭でセックスを初体験。
・日本各地に7人の彼女がいた時期があった。
・妻と週1回はセックスする(=15.10現在)。

■芦屋小雁

□私生活(映画)
・超映画マニア。
 映画館で月に10本、自宅で時間が許す限り観る。
 駄作と言われている作品でも「どこか良い所はないか?」と思って観る。
・ミュージカル映画、怪奇映画、ホラー映画、SF映画が大好き。
・日本映画は殆ど観ない。
・好きな映画は「キングコング」「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」。
・手回し映写機、紙フィルム映写機を所有。
・「スター・ウォーズ」「エイリアン」の35ミリフィルムを所有。
・以前の自宅に35ミリフィルムを上映できるミニシアターがあった。
・3〜4日間ひたすら映画を見続ける耐久上映会を自宅で度々開催。
 時々おにぎりを食べるだけでただひたすら映画を見続ける会。
 筒井康隆、小林信彦、手塚治虫が参加。
・B級作品の字幕なしのフィルムを収集。
 最盛期は約450本を所有。倉庫用の部屋を借りている。
 離婚の度に整理してDVDになりそうにない作品を厳選。
 欲しいとい人に何本も無料で贈呈した。
・収集したフィルムを神戸映画資料館に預けている(名誉館長)。
・映画関係の小規模イベントに積極的にゲスト参加。
・教育映画「それぞれの明日」を監督(=00年)。
 テーマは外国人労働者問題、部落問題、障害者問題。

■芦屋小雁

□人間関係
・藤田まこと…友人。互いに売れない頃からの仲。
・島田順司…友人。よく映画の話をする。
 舞台「新・裸の大将放浪記」で共演。
・山城新伍…友人。若い頃によく一緒に祇園に行った。
・手塚治虫…友人。よく映画の話をした。
・渋谷天外…スマホの師匠。
・おりも政夫…舞台「新・裸の大将放浪記」で共演。
・大村崑、茶川一郎…テレビ「番頭はんと丁稚どん」で共演。
・杉田かおる、赤井英和…映画「それぞれの明日」出演。
・梶浦梶子、斉藤絵里、白木順子、山本よう子、勇家寛子
 …同じ事務所(小顔クラブ)。
・花登筺…仕事仲間。
 花登に誘われてOSミュージックホールの幕間コントに出演。
 お互いに駆け出しだった頃に雁之助を含めて3人で同居生活。
 雁之助を含めてあれこれ喋りながら幕間コントの台本を作った。
・芦屋雁之助…兄。2歳年上。俳優。※04年他界
・芦屋雁平…弟。6歳年下。俳優。※15年他界
・芦乃屋雁王…師匠。16歳の時に兄と一緒に弟子入り。
・ラッキー・セブン…大好きな芸人。
 弟子入りを志願して断られた。
・元妻…60年結婚、86年離婚。
 雁之助、小雁、大村崑の3組合同で読売テレビのスタジオで合同結婚式。
 約5年で結婚生活は事実上破綻して以後は別居生活だった。
・斎藤とも子…女優。87年結婚、95年6月離婚。28歳年下。
 離婚後も家族ぐるみでつきあっている(勇家を含めて一緒に食事)。
・勇家寛子…女優。96.07.07挙式。30歳年下。
 舞台「裸の大将 下駄の鳴る丘」で共演して知り合った。
 斉藤と離婚した時期に勇家が彼氏と別れて、別れた者同士で仲良くなった。
 小雁のマネージャー(仕事先について来る)。
・子供:
 長男…佐久間秀樹。俳優。20代半ばで白血病で他界。
 次男…番組制作会社社長。
 長女…映像制作。
 次男…警察官。
 ※長男と次男の母親は最初の妻、長女と次男の母親は斎藤とも子
 ※孫がいる

■芦屋小雁

□エピソードなど
・10代の頃、年齢をごまかして商業美術の仕事に従事(百貨店の宣伝など)。
・父親の勧めで兄・雁之助と漫才コンビを組んで約3年間活動。
 コンビ名は「若松ただし・きよし」。
 雁之助がツッコミ、小雁がボケ。
 お金がなかったので衣装は紙で作った背広だった。
 交通費がなかったので京都から滋賀県大津まで歩いて行った。
 商業美術の仕事も並行して続けていた。
・OSミュージックホールのヌードショウのコントで芸を磨いた。
・雁之助、大村崑とともに戦後最初の吉本新喜劇に出演。
・劇団・笑いの王国の旗揚げに参加(=59年)。
・テレビ「番頭はんと丁稚どん」の丁稚役で人気を得た。
 関西地区で62.3%の視聴率を記録。
・草創期のテレビは全て生放送で失敗は日常茶飯事だった。
・生コマで「ダイハツ・ミゼット」を「ニッサン・ミゼット」と言い間違えた。
・最盛期のレギュラーは週10本。
 平均睡眠時間は2〜3時間。
 連日移動のワゴン車で寝泊まりした。
 軽三輪の荷台に布団を敷いて寝た事があった。
 仕事と遊びで1週間して目の前で猿が踊る幻覚を見た。
・雁之助、弟・雁平と劇団喜劇座を結成(=64年)。
・雁之助、藤田まこと、野川由美子と新演技座を旗揚げ(=77年)。
・シングル「大阪環状線フォーク小唄」をリリース(=77年)。
・身体を使ったギャグが好き。
・50本以上の映画に出演。
・宮本亜門演出の舞台「月食」で猛特訓を受けて歌と踊りに挑戦。
・ホノルルマラソンを9時間40分で完走(初のフルマラソン=00年)。
・舞台「どんごな子 蕎麦屋の巻」で14歳の少年を演じた(=04年)。
・雁之助の他界後、舞台「裸の大将放浪記」の山下清役を受け継いだ。
・日本喜劇人協会副会長に就任(=07年)。
・朝ドラに多数出演。
・ドラマ「ウェルかめ」の漁師役の役作りの為に日焼けサロンで体を焼いた。
・京都市観光協会事業功労賞を受賞(=09年)。
・副業…和食「こがん亭」(09年開店、京都=11.07現在営業中)。
・落語会をプロデュース(「こがん亭」で開催)。
・中高年層対象の演劇スクール「元気☆塾」を主催。
・絵の個展「ほん魔界な」を開催(=11年)。
・主な著書:
 「ドラキュラ百科」
 「シネマで夢を見てたいねん」
 「笑劇の人生」(新潮新書=18年)

主要参考媒体
テレビタレント人名事典(日外アソシエーツ、第3版)
アサヒグラフ 00年7月7日号
週刊実話 02年11月14日号
週刊ポスト 15年10月23日号
芦屋小雁公式ホームページ 11年11月2日閲覧
芦屋小雁公式ブログ 11年11月1日閲覧
笑劇の人生 18年1月20日発行

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