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渥美清

■渥美清(あつみ きよし)

□肩書き
 俳優

□本名
 田所康雄

□別名
 風天(俳号)

□愛称
 寅さん

□生年
 1928(昭和03)03.10(魚座)

□没年
 1996(平成08)08.04(享年68)転移性肺がん

□出身地
 東京市下谷区車坂

□出身校
 志村第一尋常小学校
 志村高等尋常小学校
 都立巣鴨中学校
 中央大学経済学部

□略歴(満年齢)
 63年(35歳)映画「拝啓天皇陛下様」出演。
 69年(41歳)映画「男はつらいよ」主演。
 86年(58歳)映画「キネマの天地」出演。
 ※他の主な出演:
  映画 「幸福の黄色いハンカチ」「八つ墓村」「学校」
  ドラマ「若い季節」「大番」「泣いてたまるか」
  テレビ「夢であいましょう」「ゆく年くる年」
  CM 「ロート製薬 パンシロン」「サントリー生ビール」
  楽曲 「泣いてたまるか」「男はつらいよ」「寅さん音頭」

□趣味
 観劇 映画観賞 俳句

□サイズ
 173㎝

■渥美清

□幼少時代〜
・父親は地方新聞の政治記者。
・毋親は小学校の代用教員→仕立物の手内職。
・兄がいる。
・中学時代、不良グループの一員だった。
・中学時代、学徒動員で板橋の軍需工場で働いた。
 飛行機のラジエーターを作る工場。
・15歳の頃、兄貴分に誘われて吉原でセックスを初体験。
・終戦後、進駐軍の放出物資を売り歩いた。

□私生活
・20代半ばの頃、肺結核の手術で右肺を摘出(約2年間入院)。
 入院中に隣のベッドの男性が妻に浮気されて自殺。
・家族と離れて代官山東急アパートにひとりで住んでいた。
・舞台や映画を観るのが大好き。
 若い頃は休日を映画館と劇場で過ごした(映画を3本観た後で夜の部の舞台を観た)。
・兄は肺結核で他界(享年25=47年)。

■渥美清

□人間関係
・関敬六…親友。55歳の頃に一緒に位牌を作った。
 関敬六、谷幹一、渥美清の3人でスリー・ポケッツとして活動。
・黒柳徹子…友人。毎年正月に一緒に新宿で映画「男はつらいよ」の新作を観た。
・小林信彦…友人。30代の頃によく会って話をした(家が近所だった)。
・後藤久美子、吉岡秀隆、美保純、佐藤蛾次郎、前田吟、秋野太作、
 倍賞千恵子、渥美清、太宰久雄、三崎千恵子、下條正巳、笠智衆
 …映画「男はつらいよシリーズ」の出場者(年齢順)。
・鈴木ヤスシ、石井愃一、篠原靖治…渥美の付き人。
・井上ひさし…フランス座のコント作家。
・竹中正子…69年3月結婚。17歳年下。

□エピソードなど
・志村坂上の工場(東京管楽器)に勤務。
 勤務の傍らテキ屋の手伝い。
・浅草のストリップ劇場・百万弗劇場の専属コメディアンになる(=51年)。
・浅草のフランス座に移籍(=56年)。
・森繁劇団旗揚げ公演に脇役で参加(=62年)。
・映画「ブワナ・トシの夜明け」で長期アフリカロケ(=64年)。
・土曜ワイド劇場の第1回放送作品「渥美清の田舎刑事」主演(=77年)。
・映画「男はつらいよ」シリーズ全48作は最多の映画シリーズとしてギネスブックに掲載。

主要参考媒体
小林信彦「おかしな男 渥美清」新潮文庫 03年8月15日発行

渥美清 1928.03.10 男性芸能人(1990年代)
渥美清 1928.03.10 男性芸能人(1980年代)
渥美清 1928.03.10 男性芸能人(1970年代)
渥美清 1928.03.10 男性芸能人(1960年代)若い頃
渥美清 1928.03.10 男はつらいよ
渥美清 1928.03.10 夢であいましょう

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