■かまやつひろし
□肩書き
歌手
□所属グループ
ザ・スパイダース(70年解散)
□本名
釜范弘
□別名
ムッシュかまやつ
□生年
1939(昭和14)01.12(山羊座/B型)
□没年
2017(平成29)03.01(享年78)肝臓がん
□出身地
東京都
□出身校
青山学院高等部
□略歴(満年齢)
65年(26歳)ザ・スパイダースとして楽曲「フリフリ」をリリース。
71年(32歳)ドラマ「時間ですよ」出演。
75年(34歳)楽曲「我が良き友よ」がヒット。
※主な出演:
映画「ザ・スパイダースの大進撃」「戦国自衛隊」「ぼくと、ぼくらの夏」
ドラマ「アイコ16歳」「ビートたけしの学問ノススメ」「金田一少年の事件簿」
ラジオ「ムッシュかまやつ 青春交差点」
楽曲「夕陽が泣いている」「バン・バン・バン」「あの時君は若かった」
*楽曲はスパイダース
□趣味
音楽観賞 映画観賞 クルマ
■かまやつひろし
□幼少時代〜
・父親はジャズミュージシャンのティーブ釜笵。
アメリカ生まれの日系2世。「日本ジャズ界の父」と呼ばれた。
・母親は日本人。
・妹がいる。
・4歳の時、山梨県に疎開。
父親のカメラや時計を分解して部品をあげて地元の子供達からのイジメを逃れた。
・ジャズトランペッターだった叔父の影響でトランペットを始めた。
・ラジオから流れてくる英語の曲を耳で聴いて歌詞を暗記した。
・父親は日本語よりも英語が得意だった。
・父親はほとんど家にいなかったのでどう接して良いか判らなかった。
・中学時代、父親が開校した日本ジャズ学校に通っていた。
・中学時代、来日したルイ・アームストロングとツーショット写真を撮って貰った。
・中3の時、、ウエスタンカントリーバンドを結成。
学園祭、ダンスパーティー、米軍キャンプ廻りで腕を磨いた。
■かまやつひろし
□私生活
・好物…おこわ。そば。皿うどん。食パン。ロールキャベツ。コンビーフ。
バニラアイスクリーム。甘いもの。
・嫌いな食べ物…干し柿。
・人が作らない変わった料理を作るのが好き。
・酒が好き。酒に酔うと脱ぐ癖がある。
・肝臓がんで入院中(=16.09現在)。
・風邪のウィルスが鼻の神経に入って嗅覚が全くなくなってしまった事がある。
・カツラ着用を噂された。
・家系的にあまり太らない。
・二度寝をするとたいてい怖い夢を見る。
・スパイダース時代の嫌な思い出の生々しい同じ夢をよく見る。
・ゴミ出しをする。
・テレビが好き。ドラマ、お笑い、ドキュメンタリーをよく見る。
・音楽関係の本・雑誌、レコード、CDを大量に所有。
・ペット…猫(19歳、大食漢でキャットフードを1日3〜4缶食べる=03.10現在)。
・六本木に隠れ家部屋がある(=03.05現在)。
・いきつけ…中華料理「有昌」(渋谷、週3回行く)。
・クルマが大好き。16歳で免許を取って数多くの外車を乗り継いだ。
・デパ地下が好き。松屋銀座によく行く。つい必要以上に買ってしまう。
・下町が好き。神田、浅草、門前仲町によく行く。
・横浜が好き。
・ひとりで食事をして周囲の人の会話を聞くのが好き。
・40歳前後で母親と父親が相次いで他界。
・妻に頼まれるとにんじん1本でもおつかいに行く。
■かまやつひろし
□人間関係
・布袋寅泰…友人。布袋のギターにホレておっかけをして仲良くなった。
・フランク永井、広田三枝子、ペギー葉山、ミッキー・カーチス、平尾昌晃
…父親の弟子。
・かまやつひろし、水原ひろし、守屋ひろし…
3大ひろしとして日劇ウエスタンカーニバルなどに出演。
・加賀まりこ、三島由紀夫、川端康成、大江健三郎、吉行淳之助、福沢幸雄
…若い頃に六本木「キャンティ」にたむろしていた仲間。
加賀とデートをした事がある。
・田辺昭知…ザ・スパイダースのリーダー。子供の頃からの友人。
・井上順、堺正章、大野克夫…ザ・スパイダースのメンバー。
・吉田拓郎…悪友。ヒット曲「わが良き友よ」を作曲(=75年)。
30歳過ぎまで酒が飲めなかったが吉田に鍛えられて強くなった。
・マイク真木…かまやつから貰ったギターを何十年も愛用。
・南こうせつ、泉谷しげる…友人。
・井上陽水…友人。お互いに留守番電話に長いメッセージを入れる。
電話がつながった時は用件だけですぐに切る。
・タニヤ・タッカー…アメリカのフォーク歌手。
「ハロー・ミスター・サンシャイン」を楽曲提供(=76年)。
・西城秀樹…一緒にロッド・スチュアートのステージを見て研究して、
西城の歌謡界初のマイクスタンドアクションを考案。
・アルフィー…売れない頃にかまやつのステージのバックバンドをしていた。
・松任谷由実…松任谷の新婚旅行に吉田拓郎と一緒についていった。
かまやつの還暦パーティーをセッティング。
・森山良子…いとこ。子供の頃に同じ家に住んでいた。
・橋爪功…橋爪が伊豆(橋爪の別荘がある)で開催するイベントに毎年飛び入り参加。
・宇多田ヒカル…好きなアーティスト。
・妻…学生時代の同級生。63年結婚。
・子供:
長男…太郎。32歳(=02.11現在)。フジテレビ社員。
「TAROかまやつ」の名前で歌手デビュー(=05年)。
■かまやつひろし
□エピソードなど
・ウエスタンバンドの小坂一也とワゴンマスターズに参加(=57年)。
・映画「大森林に向かって立つ」にチンピラ役で出演(=61年)。
・シングル「どうにかなるさ」でソロデビュー(=71年)。
・時代の流れにあわせて、取り組む音楽は、
ジャズ→カントリーウエスタン→グループサウンズ→フォークと変遷。
・「エリマキトカゲ音頭」を作曲(=84年)。
・20年ぶりのアルバム「IN AND OUT」をリリース(=90年)。
・壁が取り壊される直前にベルリンの壁の上でゲリラライブを敢行(=90年)。
西側と東側の警官のパトロールの間隔をチェックして空白になる2分間によじのぼって歌った。
怖いので酒をガンガン飲んでから登った。
・カバーアルバム「スパイダース・カバーズ」発売(=89年)。
高橋幸宏、聖飢魔Ⅱ、爆風スランプなどのメンバーがスパイダースのナンバーをカバー。
・アルバム「Yei Yei」をインディーズレーベルから自費リリース。
・トシをとって歌詞を覚えられなくなった。
・大口ひろしのバンド・ウォッカコリンズに参加(=96年)。
・堺正章、井上堯之とユニット・ソンフィルトルを結成(=99年)。
・自伝「ムッシュ!」出版(日経BP社=02年)。
■かまやつひろし
□スパイダースのエピソードなど
・ジャズ喫茶で1日10回ライブをやった。
客がメンバーの数より少なかった事があった。
・デビュー曲のジャケット写真には遅刻したかまやつひろしが写っていない。
・主なヒット曲:
「フリフリ」「夕陽が泣いている」「真珠の涙」
「バン・バン・バン」「あの時君は若かった」。
・全盛時代、ブルーコメッツと共にGSブームで大人気。
どこへ行っても女の子に追いかけられて完全にテングになっていた。
・耳に髪がかかっていたのでNHKの番組に出演できなかった。
・旅先のホテルからの外出を禁じられたので部屋でメンバーと遊んだ。
かくれんぼ。しりとり、笑わせっこ、など。
・地方のコンサートは客がまばらだった事があった。
GSのコンサート=不良とみなされていて学校の先生の反対運動があった。
・井上と堺が競って笑いに走るようになって最終的にドリフのようになった。
・解散理由はタイガース、テンプターズなどの台頭による人気凋落、と言われた。
・スパイダースを再結成して「さよなら日劇ウエスタンカーニバル」に出演(=81年)。